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Plus500証券は世界的に展開するグローバル証券会社として、日本でも多くのトレーダーに利用されています。しかし、Plus500証券を利用する際には、取引スタイルに関する重要な制限があることをご存知でしょうcalls。特に短期売買を好むトレーダーにとって、スキャルピング取引の禁止は見過ごせない要素です。
本記事では、Plus500証券におけるスキャルピング禁止の詳細と、その背景にある理由、そして代替案について詳しく解説します。Plus500証券の利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- Plus500証券とは
- スキャルピング取引の禁止について
- FX業者がスキャルピングを禁止する理由
- Plus500証券のその他の注意点
- Plus500証券がおすすめなトレーダー
- スキャルピング可能な代替業者
- まとめ
Plus500証券とは
Plus500証券(正式商号:Plus500JP証券株式会社)は、世界50ヶ国以上で事業を展開するグローバルフィンテックグループ「Plus500 Ltd.」の日本法人です。前身はEZインベスト証券で、2022年にPlus500グループの一員となり社名変更を行いました。
親会社であるPlus500 Ltd.はロンドン証券取引所に上場しており、FTSE250種総合株価指数にも採用されている優良企業です。その時価総額は約4,820億円にのぼり、堅固な財務基盤と高い信頼性を有しています。自己資本規制比率は2025年5月15日時点で480.1%と、法律で定められた基準(120%以上)を大きく上回っており、財務の健全性は非常に高い水準にあります。
Plus500証券は、直感的で使いやすい独自開発の取引プラットフォームと、約1,800もの豊富な取引銘柄が特徴です。FX、株式、株価指数、仮想通貨などの多様なCFD銘柄、ノックアウトオプションまで幅広い商品を取り扱っています。
また、口座開設手数料、口座維持手数料(特定の条件下を除く)、取引手数料、ロスカット手数料、クイック入金手数料、出金手数料が原則無料であるため、取引コストを低く抑えられるというメリットもあります。
スキャルピング取引の禁止について
Plus500証券の規約における禁止事項
Plus500証券には利用を検討する上で重要な注意点があります。それは、短期間に何度も売買を繰り返す「スキャルピング」および「自動売買取引」が規約で禁止されている点です。
Plus500証券の取引説明書および取引約款には、スキャルピング取引や自動売買取引、インサイダー取引や相場操縦など市場濫用の定義に該当する取引が明確に禁止されていることが明記されています。これらの取引が確認された場合、取引が無効になったり、お客様の口座が閉鎖されたりする可能性があります。
スキャルピングトレーダーへの影響
この禁止事項は、FX取引において短期間で小さな利益を積み重ねるスキャルピングを主な取引スタイルとしているトレーダーにとっては大きなデメリットとなります。数秒から数分という極めて短い時間での売買を繰り返すスキャルピングは、Plus500証券では実質的に不可能ということになります。
さらに、Plus500証券はMT4やMT5といった自動売買に利用されるプラットフォームにも非対応です。そのため、システムトレードを考えている方も、Plus500証券は選択肢から外れることになります。
FX業者がスキャルピングを禁止する理由
なぜ一部のFX業者はスキャルピングを禁止するのでしょうか。主な理由は以下の2点に集約されます。
サーバーへの過度な負担
FX業者の取引システムは、多数のトレーダーからの注文を処理しています。短期間に何百、何千回もの超高速な売買が機械的に繰り返されるスキャルピングや自動売買は、サーバーに極めて大きな負荷をかけます。
これにより、取引システムがダウンしたり、他の利用者の取引に遅延やスリッページ(発注価格と約定価格のずれ)が発生したりする可能性があります。このような事態は、業者全体の信用問題に発展するリスクがあるため、サーバー負荷を軽減するためにスキャルピングを制限する場合があります。
ただし、Plus500証券の取引システムは相場急変時も稼働が止まることなく安心して取引できると説明されているため、上記の一般的な理由がPlus500証券に直接当てはまるかは断言できません。
FX業者のカバー取引への影響
国内の多くのFX業者が採用しているDD方式(ディーリングデスク方式)では、顧客の注文を一旦業者側で受け止め、自社内で相殺したり、インターバンク市場にカバー取引として流したりします。
顧客の損失が業者の利益となる側面があるため、DD方式の業者は「低スプレッド」や「安定したレート配信」を提供しやすいというメリットがあります。しかし、超大口のトレーダーが短期間で高頻度なスキャルピングを行うと、業者がカバー取引を適切に行えなくなり、業者の利益に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、業者側のリスク管理の観点から、スキャルピングを禁止する場合があります。これらの理由から、特に不正な自動売買ツールを使用するトレーダーや、システムに過度な負担をかけるような取引は多くのFX業者で好ましくないとされており、Plus500証券も同様の理由でスキャルピングを禁止していると考えられます。
Plus500証券のその他の注意点
スキャルピング禁止以外にも、Plus500証券にはいくつかの注意すべき点が存在します。
サポート体制の制限
カスタマーサポートは基本的にメールとチャットのみで、電話対応は平日の9:00~17:00に限定されており、24時間対応ではありません。市場が活発に動く夜間や週末に問題が発生した場合に、すぐ解決できないことへの不安感が指摘されています。
変動制スプレッド
Plus500証券は変動制スプレッドを採用しており、相場状況によってはスプレッドが広がり、取引コストが一定ではありません。特に早朝や重要経済指標の発表直後など、市場が急激に動くタイミングや流動性が低い時間帯ではスプレッドが拡大しやすい傾向があります。
Plus500証券がおすすめなトレーダー
これらのメリット・デメリットを踏まえると、Plus500証券は特に以下のようなトレーダーにおすすめです。
シンプルな操作で取引を始めたいFX初心者:直感的で分かりやすい取引ツールと、無期限で使えるデモ口座が最適な環境を提供します。
FXだけでなく、多様な金融商品に投資したい人:世界中の株式、株価指数、仮想通貨など、多彩なCFD銘柄を1つの口座で切り替えなしに取引できます。
日中の取引がメインで、各種手数料コストを抑えたい人:基本的な取引コストが無料で、コストを抑えた取引が可能です。
グローバルな大手ブローカーで安心して取引したい人:ロンドン証券取引所上場の信頼性と、日本の金融庁登録の安心感を両立しています。
スキャルピングや自動売買ではなく、自身の判断でデイトレードやスイングトレードを行いたい人:裁量取引を中心とした取引スタイルに適しています。
スキャルピング可能な代替業者
Plus500証券がスキャルピングを禁止している一方で、スキャルピングを公認しているFX業者も多数存在します。
スキャルピング完全公認の業者としては、GMO外貨、外為どっとコム、みんなのFX、LIGHT FX、JFX、ヒロセ通商、FXTF、外為ファイネスト、OANDA証券などが挙げられます。これらの業者は公式サイトで「スキャルピングOK」と明確に宣言しており、口座凍結の心配なくスキャルピングに取り組むことができます。
また、GMOクリック証券、DMM FX、松井証券「MATSUI FX」、SBI FXトレード、IG証券、インヴァスト証券「トライオートFX」、セントラル短資FX、三菱UFJ eスマート証券、マネックス証券なども、一般的な裁量取引によるスキャルピングは可能であるとされていますが、過度な取引には注意が必要です。
まとめ
Plus500証券は、その堅固な財務基盤、直感的な取引ツール、豊富な取扱銘柄、そして手数料の原則無料という点で、多くのトレーダーにとって魅力的な選択肢となり得ます。特に、シンプルにFXやCFD取引を始めたい初心者や、幅広い金融商品に投資したい方には非常におすすめです。
しかし、スキャルピングや自動売買が禁止されているという点は、Plus500証券を利用する上で最も重要な注意点の一つです。これらの取引スタイルを主とするトレーダーは、他のスキャルピング公認業者を検討する必要があります。
Plus500証券がご自身の取引スタイルやニーズに合致するかどうかを判断するためには、まずは無料かつ無期限のデモ口座を活用し、実際の取引環境を体験してみることを強くお勧めします。これにより、ご自身にとって最適な取引環境であるかを確認し、安心して取引を始めることができるでしょう。
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